チューリップ王国と姫と魔王ラフレス

今日は、チューリップ王国の国民の日
姫さまの遊び相手に志願して、ここZeppに来た
うむ、各国からの志願者が集まり、人の海
すごいな姫様の絶大なる人気は

姫様の歌に心も体も踊らせ、姫と共に笑う
しかし、そんな楽しい時間もそう長くはなく、魔王ラフレスによりチューリップ王国からピンクが盗まれた
兵士のもつ、光の剣もその眩いピンクの光を失い、白いただの鉄の剣へと変わる
ピンクが好きな姫は立ち上がり、ラフレスを倒しに民を集めて発起
数々の戦いをくぐりぬけ、負傷した兵士、疲れた民をいたわり、姫は、癒しの泉へといざなう
さらに過酷な戦いにそなえゆっくり休む
しかし、そう長くはいられない魔王との決戦も間近
ラフレスとの戦い
みんなの力でラフレスをおいつめるも巨大な音とともにラフレスの体は豹変
巨大化する
しかし、たじろく者は一人もチューリップ王国の民にはいなかった姫と心を共に戦ってきたのだ
ここで怯むわけにはいかない
しかし、あまりの力の差にどうすることも出来ずにいる
倒す手はあるのか…
ラフレスを目の前に絶望すら感じた瞬間
眩いばかりの光が辺りを照らす
神々しく、優しい光
光の中に人の姿をしたシルエットが浮かび上がる
その姿は、まぎれもなく我等の姫！
背中にはピンクの蝶の羽根を生やしている
奇跡の蝶との融合により、大きな力を得た姫がラフレスを突き破り倒したのだ
こうして、見事世界にはピンクがもどり、チューリップも剣も本来の色を取り戻し、チューリップ王国に再び平和がもどった
姫が取り戻したのはピンク色だけではない
人の中にある希望・勇気、そして笑顔を取り戻したにちがいない

そして、いつものおてんば姫と重臣たちの戦いが始まるのだった…（笑）